Re-Gear (各種感想あります)
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■小説・読了済み (2010年06月01日以降。※は特に面白かった作品)
- 海外ミステリー傑作選5 合成人間「22X」 (J・ソール) - 2017年12月12日 読了
┗ 抄訳版のせいか色々と説明が足りないというか展開がサクサク過ぎる。でも導入部の謎からの推理と調査パートはとてもワクワクした
- 海外ミステリー傑作選1 地球の狂った日 (Ａ・ベリャーエフ) - 2017年12月12日 読了
┗ 肩透かしを食らった気分。機密書類と怪現象に一切関係がない、というオチは想定してなかった。でも面白かった。書類の一番上に関する部分とか
- 銀河英雄伝説外伝１ 星を砕く者 (田中芳樹) - 2017年12月05日 読了
┗ 1巻以前のラインハルトと腹心たちの出会い。お姉さんも大変だったんだな。ところでラインハルトって、隙あらばキルヒアイスと引っ付いてる気が
- KAGEROU (齋藤智裕) - 2017年11月27日 読了
┗ 児童向けSFというかファンタジーというか、青い鳥文庫っぽい。最後、何が起きたかは分かるけど、どうしてそうなったのか、がイマイチ理解できない
- 奇譚蒐集家 (太田忠司) - 2017年11月23日 読了
┗ 設定は好き。でも主要キャラが好きになれないこと、探偵役の推理が腑に落ちないこと、最終話で逆に疑問が増えたこと、などで後味はイマイチ
- 斉木楠雄のΨ難 映画ノベライズ (宮本深礼) - 2017年11月12日 読了
┗ 海藤の名前の読みが映画版だけ違うと分かっただけでも収穫だった。あとラスト付近の人並みの苦労に関する描写が個人的にはグッときた。まあ良し
- メアリと魔女の花 (メアリー・スチュアート) - 2017年11月07日 読了
┗ 雰囲気やスピード感や魔法の描写は好き。ストーリーは可もなく不可もなし。2人目の魔女の正体（説明）は腑に落ちず。映画版より小説のが好きかな
- 砂の女 (安部公房) - 2017年11月04日 読了
┗ 救われないオチを知った上で読んだので耐えられたけど知らずに脱出を期待しながら読んでたらと思うとぞっとする。哲学的文章群も難解すぎて辛い
- サクラ×サク 03 慕情編 (十文字青) - 2017年10月25日 読了
┗ 主人公とヒロインの独白がとにかく無駄に濃くて長くて辛い。むしろそれ以外の部分（退廃的な帝国、様々な異国情緒、各国の政略など）が面白かった
- 満願 (米澤穂信) - 2017年10月12日 読了
┗ 短編の中にギュッと謎と解答が詰まってる。どれも素晴らしいけど、冷たい空気感と救いのなさとなぜか良い読後感の最初の話（警察の奴）が一番好き
- 猟犬探偵 (稲見一良) - 2017年10月03日 読了
┗ 荒事が得意だけど情にも厚い探偵が主人公のハードボイルド短編集。短編4つ入り。面白かった。谷口ジローさんの漫画版もあるらしい。気になる。
- まほろ駅前狂騒曲 (三浦しをん) - 2017年09月30日 読了
┗ 最終巻。色々進展があった。三浦しをんさんの描く恋愛は独特で面白い。淡泊でもなくべたべたでもなく、情が深いようでどこか冷めてるような。
- 銀河英雄伝説10 落日篇 (田中芳樹) - 2017年09月16日 読了
┗ 1巻から7巻か8巻あたりまでひたすら盛り上がり、その宇宙全体まで広がった話が10巻の終わりまでかけてゆっくりと綺麗に畳まれていったイメージ
- アルシャードガイアリプレイ 本当のRPG (齋藤幸一＋田中信二／F.E.A.R.、安達洋介、hu-ko) - 2017年09月10日 読了
┗ PCがゲーム内でTRPG内に飛ばされて（！）シナリオ内容を知ってて無双してたら敵が更に上を行ってピンチに、という内容。GMのスキルが高すぎる
- 銀河英雄伝説９ 回天篇 (田中芳樹) - 2017年09月07日 読了
┗ 読み進めるのがつらかった。あまり爽快感にあふれる展開ではなかったので（つまらないという意味ではない）
- 銀河英雄伝説８ 回天篇 (田中芳樹) - 2017年08月31日 読了
┗ いつ読み終えたか判然としない。15日はまだ読んでた。それはさておき2巻の解説でネタバレされてたせいで楽しく読めなかった。辛い。
- 中国美人伝 (陳舜臣) - 2017年08月08日 読了
┗ 中国史に実在した美人たちの逸話を集めた話。実話がゆえに単純なハッピーエンドでないものも多いけど、面白かった。中国の昔の話って容赦ないな。
- 銀河英雄伝説７ 怒涛篇 (田中芳樹) - 2017年07月30日 読了
┗ ヤンが不正規軍となって新たな活動の拠点としてイゼルローンに狙いを定め、一方ラインハルトは同盟軍の首都を攻める巻。
- 銀河英雄伝説６ 飛翔篇 (田中芳樹) - 2017年07月23日 読了
┗ アニメ制作に関する巻末の解説がとても面白かった。第二次世界大戦で日本がフランスと戦っていたことが巡り巡って製作費増大の要因になるとは。
- 銀河英雄伝説５ 風雲篇 (田中芳樹) - 2017年07月20日 読了
┗ イゼルローンが放棄されたりラインハルトとヤンが正面対決したりする巻。
- 銀河英雄伝説４ 策謀篇 (田中芳樹) - 2017年07月20日 読了
┗ フェザーンにそそのかされて貴族の残党が幼い皇帝を連れ去ったのを逆にラインハルトが利用する巻。
- 銀河英雄伝説３ 雌伏篇 (田中芳樹) - 2017年07月20日 読了
┗ ラインハルトがイゼルローン攻略を始める巻。どんどん事態が動いてく。
- 銀河英雄伝説２ 野望篇 (田中芳樹) - 2017年07月06日 読了
┗ 相変わらず面白くてテンポも速いんだけどそれよりなにより巻末の解説で話の先（キャラの死）をネタバレするの止めてくれないかなあ……
- 銀河英雄伝説１ 黎明篇 (田中芳樹) - 2017年07月04日 読了
┗ 想像以上に読みやすく、想像以上に話のテンポが速い。
- やさしくまるごと中学社会 (渡部迪恵・そらあすか) - 2017年07月03日 読了
┗ いわゆる参考書のたぐい。漫画つきで読みやすい。本当に常識に欠けてる自分にはこれくらいからがちょうど良くて、他にも似たレベルを読むべきか
- カエアンの聖衣 (バリントン・J・ベイリー／訳：大森望) - 2017年06月30日 読了
┗ 序盤以降は一気に面白く読めた。純粋なSFファン以外はピンとこないかもと解説にあり、一部確かに少し引っかかったので純粋なSFファンじゃないかも
- クローディアの秘密 (E・L・カニグズバーグ／訳：松永ふみ子) - 2017年05月04日 読了
┗ 作者がカニグズバーグさんと知り、内容も忘れてたので再読。語り部回りで若干腑に落ちないけどコアとなる美術館に隠れ住む様子が面白いから良し
- ながいながいペンギンの話 (いぬいとみこ) - 2017年05月01日 読了
┗ ペンギン間だけでなく人間も絡んできたことで想像以上に面白かった。題名はチャペックのあの小説のリスペクトと後書きに明記されてた。すっきり
- チーズはどこに消えた (スペンサー・ジョンソン／訳：門田美鈴) - 2017年04月28日 読了
┗ 読みやすく、納得しやすく、面白かったけどここまで流行った理由は良く分からない。マーケティングが上手かったのかしら。そっちの方が気になる
- 紙の動物園 (ケン・リュウ／編・訳：古沢嘉通) - 2017年04月28日 読了
┗ 短編集。「心智五行」が好き。物悲しくやるせない無力感が漂う話が多い気がしたけど読後感はさっぱりしたもの。小川一水さんっぽい、と感じた
- 深夜特急１ 香港・マカオ (沢木耕太郎) - 2017年04月20日 読了
┗ 旅先で羽目を外す類の話がない。良い。浮かれた気持ちが覚めるような、現実を突きつける冷えた描写が不意に挟まるのも含め、面白かった
- 鑢 ―― 名探偵ゲスリン登場 (フィリップ・マクドナルド／訳：吉田 誠一) - 2017年04月15日 読了
┗ 作中の主人公礼賛がつらい。全キャラ、心酔し過ぎ。解説も人物造形には苦言を呈している。ただ1924年にこれほど「推理小説」な話なのはすごい
- だがしかし もうひとつの夏休み (逢空万太) - 2017年04月11日 読了
┗ 漫画の再現率高いな。面白かった。それと原作うんぬんではなく、文章自体の軽妙なノリと言い回しが楽しかった
- こちら弁天通りラッキーロード商店街 (五十嵐貴久) - 2017年04月08日 読了
┗ リアリティを失わずご都合主義でもないギリギリの逆転ビジネス話。借金取りの影が薄いなあ。あと表紙の女性は一体誰だよ。絶対登場してない
- アガサクリスティー短編集7 死の猟犬 (アガサ・クリスティー／訳：小倉多加志) - 2017年03月30日 読了
┗ 超常現象系も書けるのね。降霊術を仕事にしてる妻が大変なことになっちゃう「最後の降霊会」が印象的。表題作はなんかすっきりしなかった
- 製造迷夢 (若竹七海) - 2017年03月12日 読了
┗ 連作短編集。どす黒い人間が多すぎてツラかったけど（解説にもあるように）一条刑事の正義感と美潮の他人への愛が良くて、読み終えられた
- 子どもの王様 (殊能将之) - 2017年03月22日 読了
┗ 面白かったけど深読みしすぎたせいで肩透かしを食ってしまった。解説が面白かった。作中アニメの元ネタとか大人と子供の認識の差異とか
- 新・読者への挑戦 −作者は誰だ？− (アイザック・アシモフ、他) - 2017年03月20日 読了
┗ 「各短編の作者名が伏せられている、文体で当ててみろ」という趣向の短編集なので邦訳版だと色々ツラい。あと妙にビターエンドが多かった
- セント・メリーのリボン (稲見一良) - 2017年03月12日 読了
┗ 短編集。現代ハードボイルドもの。解説も個々の短編ごとに追加の魅力を紹介してくれてた。表題作の主人公でシリーズものがあるらしい。読みたい
- 旅のラゴス (筒井康隆) - 2017年03月11日 読了
┗ 面白かった。良いSF。キノの旅とか星新一とかガデュリンとかに近いものを感じた。出たばかりの本かと思ったら30年以上前の作品だった。マジか
- ホンキイ・トンク (筒井康隆) - 2017年03月07日 読了
┗ 当たり外れの激しい短編集。意味不明な実験小説ぽいので巻末の解説がありがたかった。時事ネタかなと悩んだら「単なる変な話」と判明したり
- 聖なる怠け者の冒険 (森見登美彦) - 2017年02月28日 読了
┗ 所長が布団で寝てしまうシーンが好き。休めないと意地を張る所長を言葉巧みに寝かせる主人公。ヒロインとの会話も好き。でも恋愛要素は薄いな
- チョコレート・コンフュージョン (星奏なつめ) - 2017年02月22日 読了
┗ 立ち読みした冒頭が面白くてそのまま購入。面白かった。35歳と27歳のカップルのラブコメ。仕事周りの表現がリアルなので著者の体験が下地かも
- いまさら翼といわれても (米澤穂信) - 2017年02月19日 読了
┗ 珍しく新刊購入。様々な媒体に掲載されてた古典部シリーズの短編を集めた連作ではない短編集。つまらなくはない。シリーズのファンは必須図書
- 残穢 (小野不由美) - 2017年02月17日 読了
┗ ホラーかと思ってたら非常に理詰めで、推理小説とかドキュメンタリーのが近いような。いずれにせよ読み止められず一気読みしてしまった。良作
- 追伸 ソラゴトに微笑んだ君へ (田辺屋敷) - 2017年02月12日 読了
┗ 行き当たりばったりでいい加減に書いた、という著者の後書きだったけど、伏線やキャラの行動や感情を含めて、とても丁寧な小説と感じられた
- ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (下) (ピーター・トライアス／訳：中原尚哉) - 2017年01月28日 読了
┗ ロボットを期待してると肩透かしを食らう。残酷描写は不快過ぎないギリギリのライン。読み終えて、少し経ってからラストが浸透してきて泣けた
- ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (上) (ピーター・トライアス／訳：中原尚哉) - 2017年01月22日 読了
┗ オープニングが終わってこれから本番、という感じ。ロボも出てきた。ただちょっと想像してたのとは違う話かな。あまり日本アニメ調ではない
- 食物ことわざ辞典 (平野雅章) - 2017年01月12日 読了
┗ 食べ物に関することわざの紹介から、食べ物の旬、料理、食材の動物の生態などなど……雑多なようでまとまってる広範囲な話題が面白かった
- 古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (里見蘭) - 2017年01月07日 読了
┗ 各短編のキャラが使い捨てられず再登場するの好き。ただイラスト買いしたので挿絵ゼロは残念。あと原価うんぬんとかは余計な要素に感じた
- Dの殺人事件、まことに恐ろしきは (歌野晶午) - 2016年12月29日 読了
┗ 江戸川乱歩の短編を現代風アレンジした短編集。この作者らしく話がえげつない。後味が最悪なのもありつつ、そうでないのもあったのでセーフ
- ぼくの映画 〜学園一の美少女をヒロインにキャスティングしてゾンビ映画を撮ろう〜 (金子跳祥) - 2016年12月25日 読了
┗ 映画「桐島、部活辞めるってよ」に似てると思ったら後書き曰く「桐島〜」を見て「こういう感じなら書けそうだ」と書いたらしい。ふーん。
- 君の名は。 Another Side: Earth Bound (加納新太／田中将賀／朝日川日和) - 2016年11月27日 読了
┗ 映画の各シーンをサブキャラ目線で語る小説と思いきや、意外と映画に出てないシーンが多くて楽しめた。主人公以外も色々考えてたんだな
- 陽だまりの彼女 (越谷オサム) - 2016年08月11日 読了
┗ ミステリだと思って読んで大失敗した。ファンタジー小説だった。あとこれは学生時代に読むべきだった。社会人になってからだと入り込めない
- 読者ハ読ムナ（笑） (藤田和日郎) - 2016年07月19日 読了
┗ 編集者の指示が会社での上司からの資料作成指示と似てて面白かった。指示側も「具体的な完成図が見えてるわけではない」という点とか他に色々
- 火星の人（下）(アンディ・ウィアー／訳：小野田和子) - 2016年06月09日 読了
┗ 米国の70年代TVドラマネタは分からないなあ。そこらへん詳しいとより楽しめそう。その他のサブカルネタ（D&Dとかエルロンド会議）は分かった
- 火星の人（上）(アンディ・ウィアー／訳：小野田和子) - 2016年06月06日 読了
┗ 主人公の「イェイ」という表現に違和感があったけど、自分で口に出してたら慣れた。登場人物も場面転換も多いのに混乱させない文章がすごい
- 私の本気をあなたは馬鹿というかもね (牧野修) - 2016年06月05日 読了
┗ ディストピア系近未来SFと思いきや青春小説だった。キャラがイマイチ好きになれず読み進めるのが辛かった。背景設定（道場とか）は好き
- ガンドッグ・リヴァイズド リプレイ 雪風水滸伝 死闘篇 (柳田真坂樹) - 2016年05月04日 読了
┗ ルールを丁寧に解説していく「リプレイ本の鑑」だった（ルール説明、戦闘時のマップ表記、イラストなど）。内輪受けなネタが多かったのは残念
- 一千一秒物語 (稲垣足穂) - 2016年03月12日 読了
┗ 表題作は掌編集みたいで面白かったけど、後半の私小説や論文的な短編（特に「A感覚とV感覚」）が本当に読み辛くて読み終えるのに時間かかった
- 火星の笛吹き (レイ・ブラッドベリ／訳：仁賀 克雄) - 2016年01月16日 読了
┗ 17編入り。面白かったのは「防衛機能」「天国への短い旅」「未来を救った男」「火星の笛吹き」「ロケット・サマー」「よみがえるラザルス」。良作
- ザ・ギバー 記憶を伝える者 (ロイス・ローリー) - 2015年12月05日 読了
┗ ディストピア系と言えばいいのかな。世界観の見せ方は好き。でも終わり方が苦手な「考えさせる系」だった（謎の正解を読んだ人にゆだねるタイプ）
- 紐結びの魔道師 (乾石智子) - 2015年11月29日 読了
┗ 電子書籍の短編。独自の魔法体系が面白い。あと風景の表現が良い。キャラの年齢や性別の組合せはあまり好みじゃないけどシリーズ他作品が気になる
- のぼうの城 (下) (和田竜) - 2015年11月15日 読了
┗ 豊臣秀吉と部下の内心の対立、水攻めのシーンの迫力などが印象的。他の作品も読みやすそう。映画版も気になる。恋愛要素はあまり好みじゃなかった
- のぼうの城 (上) (和田竜) - 2015年11月15日 読了
┗ 人物描写がラノベっぽい。人間味があるというよりキャラが分かりやすく単純化して描かれてる感じ。時代劇っぽくはないな。読みやすいからいいけど
- 華岡青洲の妻 (有吉佐和子) - 2015年11月12日 読了
┗ 嫁と小姑のべったりした情念が延々と描かれ、かつどっちも悪人ではない。並行して医者の挑戦と戦いも語られる。面白いというよりすごい話だった
- 開幕ベルは華やかに (有吉佐和子) - 2015年11月03日 読了
┗ 「華岡青洲の嫁」と同じく、一芸にかける狂気、その狂気を許容し崇める周囲の狂気、付き合わされる正気な人の悲哀があった。ミステリとしても良作
- 一房の葡萄 (有島武郎) - 2015年10月11日 読了
┗ 解説にあるとおり童話集だけど「人生の真実が妙案ともに容赦なく」書かれた話。魔が差す瞬間と後悔と羞恥。「溺れかけた兄妹」が特に印象的だった
- ひとつのポケットからでた話 (カレル・チャペック) - 2015年09月30日 読了
┗ ブラックとはまた違う、皮肉が効いた短編集。郵便局とミステリと教訓と罪と罰が満載の最後の話が好き。他にも郵便局の短編を書いてたな、この作者
- 〈すべての夢｜果てる地で〉 (理山貞二) - 2015年09月18日 読了
┗ 創元SF短編賞受賞作。よく分からない。本編より選考過程などに触れているあとがきと解説が面白い。色んな考えのぶつかり合いの結果の受賞らしい
- 1984 (ジョージ・オーウェル) - 2015年09月15日 読了
┗ 様々な作品で引用されたり参照されてる小説なので、基礎教養として読んだ。面白いとか楽しいとかはないけど、不思議とそこまでつらくもなかった
- 数字にまつわる世にも不思議な事件簿 (並木伸一郎) - 2015年09月13日 読了
┗ 「様々な奇妙な話」を集めたもの。そこそこ面白かったけど、無理に数字にこじつけてるものが多くて、看板に偽りありかな、とは思った
- 地球を狙う者 (海野十三) - 2015年08月31日 読了
┗ スマホで無料ダウンロードした短編集。なんか合わない。色々と腑に落ちない。でも意表を突かれる展開もちょいちょい多くて、楽しいは楽しい
- ゆるやかな風の王立海軍 (岡田篤宏/テーブルトークカフェDaydream) - 2015年08月30日 読了
┗ プレイヤーが楽しんでるのは伝わってきた。またルール説明がとても丁寧という点で良いリプレイ。ただノリ（口調や話の展開など）が合わなかった
- 誘拐惑星オウレル (E・C・タブ) - 2015年08月11日 読了
┗ 事件は解決してるしもういいだろというラストの駆け足が清々しい。訳者の後書きも楽しい。デュマレストサーガシリーズか。もう少し読みたいな
- 惑星P-13の秘密 (高橋源一郎) - 2015年08月06日 読了
┗ 旅行記というか、奇書を装った駄文というか、実は非常に高度な技術を持って書かれた純文学というか……とにかく凄かった。実験小説ってやつ？
- 異邦人 (カミュ) - 2015年07月28日 読了
┗ 物語が唐突に終わった。巻末の解説の厚みが残ってたせいでまだ続きがあると勘違いしてたことも大きい。面白くはなかったかな。解説は面白かったけど
- かぐや姫の物語 (原案／高畑勲、ノベライズ／坂口理子) - 2015年06月23日 読了
┗ まんま映画どおりの小説だった。でも（だからこそ？）面白かった。優しい物語というよりは人に厳しい物語だなあ、とあらためて思った
- 魔女物語 (テッフィ) - 2015年06月19日 読了
┗ 魔女というより現実世界で魔女や亜人と認識されてしまうような人間（とその振る舞い）を魔女の種類ごとにまとめた、異国情緒あふれる短編集だった
- 絶対製造工場 (カレル・チャペック) - 2015年05月28日 読了
┗ あとがきの裏話が楽しい。新聞で月次連載してたけど完全にネタに詰まり、休載したりその場しのぎの1話を投げたりしてたらしい。週刊連載漫画みたい
- エスケヱプ・スピヰド 3巻 (九岡望) - 2015年05月18日 読了
┗ 敵が明確になってきたな。同時に味方（とその活躍シーン）も増えて多角的になってきた
- サクラ×サク 02 ボクノ願イ叶ヱ給ヘ (十文字青) - 2015年05月07日 読了
┗ 相変わらず読みやすいし、分かりやすい。あとギャグのときはギャグ、シリアスなときはシリアスでメリハリがついてるので、安心して読める
- 聊斎志異考 中国の妖怪談義 (陳舜臣) - 2015年05月01日 読了
┗ 陳先生の解説はところどころに挟まる人情味あふれる感想が楽しい。太宰治の「清貧譚」で有名な菊の姉弟の話にも触れられてた
- 神狩り (山田 正紀) - 2015年04月23日 読了
┗ 1冊とは思えないほどスケールのデカいSF。残念なのは話が完結してないこと。面白いのに突然の打ち切りをくらった週刊連載漫画みたい。続き読みたい
- 富士学校まめたん研究分室 (芝村裕吏) - 2015年04月19日 読了
┗ ジャンルは「兵器開発もの」。期待してた恋愛的な萌えはなかった。あと軍事オタクな細かいリアルさ、面白さを優先した荒唐無稽さなどもなかった
- 空色パンデミック4 (本田誠) - 2015年04月12日 読了
┗ あくまで個人的感想だけど「作者が1巻を再読したらイマイチ辻褄合ってないと気になった点があり、その辻褄合わせのために書かれた話」と感じた
- 空色パンデミック3 (本田誠) - 2015年04月09日 読了
┗ 読み終えての感想は、うんうん、やっぱそうだよな、という感じ。しかし最終4巻はどんなオチになるんだろう。わくわくする
- 空色パンデミック2 (本田誠) - 2015年04月07日 読了
┗ うーん？ 1巻で完結してた話を後から継ぎ足したのかな。いずれにせよ全4巻をまとめて借りてるから、とりあえず3巻を読んでみるか。
- 空色パンデミック1 (本田誠) - 2015年04月03日 読了
┗ 終盤にさしかかって「ああ、やっぱりなー」と思って、でも最後で「うわ！ だまされた！」と予想外のオチという理想的な騙された方。良い
- 宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士 (アーサー・C・クラーク 他) - 2015年03月31日 読了
┗ 短編集でラストが表題作。泣ける。それ以外だと「献身」が良い。短い割に「伏線と回収」「ピンチと大逆転」がギュッと詰まってた
- 虚像の道化師 (東野圭吾) - 2015年03月21日 読了
┗ 全般的にシニカルで救いがないけど、作者が「話で救われない人」には感情移入しないよう気を付けてくれてる気がする。おかげで読後感は悪くない
- 現代短編の名手たち (８) エドワード・D・ホック 夜の冒険 (エドワード・D・ホック) - 2015年03月19日 読了
┗ 20編収録。「大物中の大物」の予想できたはずなのに意外なオチとか「サソリ使いの娘」の異国情緒と娘の機転とかが印象的だった
- ディーン牧師の事件簿 (ハル・ホワイト) - 2015年03月12日 読了
┗ 舞台は現代だけどクラシックな本格推理もの。現実に試してないであろう机上論パズル的なトリックの数々がいかにも往年の推理小説的だった。良い
- エスケヱプ・スピヰド 2巻 (九岡望) - 2015年02月08日 読了
┗ いい引きだった。３巻買うか。可児さんにも期待してる。個人的にこういう「超人大決戦の中で奮闘する普通の人間（脇役）」が活躍する話は大好き
- 魔法の猫 (ジャック・ダン, ガードナー・ドゾワ 編) - 2015年01月29日 読了
┗ 猫が出てくる短編を集めた海外のアンソロジーの和訳。ジャンルも多岐に渡り「１つでもあなたにとっての当たりがあれば成功」という感じだった
- サクラ×サク 01 我が愛しき運命の鏖殺公女 (十文字青) - 2015年01月25日 読了
┗ イラスト買い。緩い時代考証な西洋風ファンタジー、特徴を誇張された美少女たち、特殊能力、厨二病な二つ名。ラノベのお手本みたいな設定だった
- ハーモニー (伊藤計劃) - 2015年01月15日 読了
┗ 解説によるとラストが大どんでん返しらしい。あったかな？ 気づけなかったけど普通に楽しめたから良し。他媒体版を見るかはまだどうか迷ってる
- イノセントゲリラの祝祭（下） (海堂尊) - 2015年01月11日 読了
┗ 現実にも影響を与えている点を含めて、すごいし面白い。ただできれば小説の皮をかぶった主義主張に抑えて欲しいなあ。登場人物が少しかわいそう
- イノセントゲリラの祝祭（上） (海堂尊) - 2015年01月09日 読了
┗ 相変わらずサクサク読める。どんどんファンタジー色というかヒーローものというか……西尾維新的な能力者的異常天才キャラが増えてく。楽しい
- 青い鳥 (メーテルリンク) - 2015年01月07日 読了
┗ 劇の台本らしく、終わり方もいかにも「劇」だった。しかし思ってた話と違うな。シンプルな童話かと思ってたけど、反戦的というか道徳的というか
- 百億の星と千億の生命 (カール・セーガン) - 2015年01月03日 読了
┗ ある意味、衝撃のラストだった。この著者の本であと有名なのは「コスモス」と「コンタクト」らしい。いつか読みたい。タイトルの由来も面白かった
- 紫色のクオリア (うえお久光) - 2014年12月29日 読了
┗ 話のスケールがデカいのに1冊で完結してて、難解な概念を何となく理解した気にさせてくれながら最後まで一気に押し切ってる。しかも面白い。すごい
- 銀河ヒッチハイク・ガイド 5巻 (ダグラス・アダムス) - 2014年12月25日 読了
┗ タイトル「ほとんど無害」。著者の精神状態のせいか、かなり絶望的かつ虚無的な終焉だったけど読めてよかった。後書きと解説も相変わらず面白かった
- 銀河ヒッチハイク・ガイド 4巻 (ダグラス・アダムス) - 2014年12月21日 読了
┗ タイトル「さようなら、いままで魚をありがとう」。3巻までと比べるとイマイチスッキリしないなあ。正直、この巻は本編よりあとがきのほうが面白い
- 銀河ヒッチハイク・ガイド 3巻 (ダグラス・アダムス) - 2014年12月18日 読了
┗ タイトル「宇宙クリケット大戦争」。おまけの短編は意味分からんけど本編は面白かった。イギリス人の中にもクリケット退屈って思ってる人多そうだな
- 銀河ヒッチハイク・ガイド 2巻 (ダグラス・アダムス) - 2014年12月14日 読了
┗ ラスト付近の無駄な会議のあたりは本当にリアルすぎて怖い。面白かったけど。あとあとがきが相変わらず面白い。愛を感じる
- 銀河ヒッチハイク・ガイド 1巻 (ダグラス・アダムス) - 2014年12月13日 読了
┗ 細かく伏線と回収があるところ、登場人物が軽くてちゃらんぽらんなところなどが好き。面白かった。巻末の解説に最終巻のネタバレがあるので注意
- ライ麦畑でつかまえて (J・D・サリンジャー) - 2014年12月09日 読了
┗ 巻末の解説を読む限り、今の年齢で読んだのがいけなかったのか、今の時代に読んだのがいけなかったのか、両方なのか。とりあえず面白くはなかった
- ラヴクラフト全集1 (H・P・ラヴクラフト) - 2014年12月06日 読了
┗ 面白いというより興味深い、かな。古典を修めることが出来たという達成感がある。しかし本当に読みづらかった。描写が分かりづらい
- ルーン・うぉーかーズ 1巻 (藤澤さなえ) - 2014年12月01日 読了
┗ ルーンフォーク限定リプレイ。絵が可愛い。通常プレイに飽きた上級者プレイヤー、レベル5開始、基本設定は説明なし、という玄人むけリプレイだった
- エスケヱプ・スピヰド 1巻 (九岡望) - 2014年11月26日 読了
┗ 登場キャラたちの「目的」と「成長」が分かりやすいほどにまっすぐで、とても読みやすい「ライトSF」だった
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (12) (伏見つかさ) - 2014年11月22日 読了
┗ 最終巻。序盤から中盤のミスリードはすぐ分かったけど、オチは読めなかった。すげえ。メインよりサブキャラたちが愛おしいそんなシリーズだった
- ものがたり水滸伝 (陳舜臣) - 2014年11月17日 読了
┗ 梁山泊の連中は好漢を仲間に引き入れるのが大好き過ぎる（子供殺すのはやり過ぎだけどな）。面白かったけど名前が覚えられなかった。またいつか読む
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (11) (伏見つかさ) - 2014年11月13日 読了
┗ 最終巻へのつなぎのシリアス回。ギャグを求めて読んでたので、正直つらかった。最終巻には期待と不安。でもこの作者ならきっと大丈夫という信頼感
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (10) (伏見つかさ) - 2014年11月09日 読了
┗ 1人暮らしの話。ちょっとヒーロー過ぎるような。今回だけでなんか等身大度が一気に薄れた気がする。まあギャグが面白いからいいか
- 陰陽師 (夢枕獏) - 2014年11月08日 読了
┗ 昔話、ちょっと不思議、謎と解決、人情、小粋な会話。どれもこれも大好きな要素で一気に読めた。なお女性ファンが多いシリーズらしい。むべなるかな
- 夢の樹が接げたなら (森岡浩之) - 2014年11月07日 読了
┗ 表紙買い（加藤洋之＆後藤啓介）。短編集。どれも救いがないこと以外は全部これぞSFって話で本当に良い。ある種の言葉を持たない子供達の話が印象的
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (9) (伏見つかさ) - 2014年11月04日 読了
┗ ラストの「儀式」の重さが半端ない。やっぱすごい小説。なおサブキャラたちがわちゃわちゃしてるシーンが一番好きだと再認識（部室のシーンとか）
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (8) (伏見つかさ) - 2014年10月31日 読了
┗ メインよりサブ（ゲーム部員、クラスメート）が好き。部室でバカ騒ぎしてるシーンが一番好き。ただそれはそれとしてラストの「儀式」の重さもすごい
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (7) (伏見つかさ) - 2014年10月30日 読了
┗ 赤城兄のピンチが一番面白かった。脇役たちが、キャラ立ちつつもそこそこ複雑なとこもあるのがいい。あとプラモのくだりが面白かったもよう
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (6) (伏見つかさ) - 2014年10月29日 読了
┗ 主人公がすっかり「こっち側（オタク側）」なったな。関係ないけど Amazon でこの6巻の商品説明がひどすぎるというか面白すぎるというか
- 猫弁 (大山淳子) - 2014年10月15日 読了
┗ 登場人物みんなの問題がさっぱりと片付いて、みんながさっぱりと幸せになって、とても非現実的に甘ったるい小説。ミステリというかファンタジーかも
- ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (海堂尊) - 2014年10月20日 読了
┗ 面白かった。解説にも書かれていたように、もうミステリとかそういうんではなくて、ジャンルは「エンターテイメント」だな、これ
- ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (海堂尊) - 2014年10月20日 読了
┗ 読みやめられなくて一気に上下巻を通して読んだ。「ナイチンゲールの沈黙」と並行で進んでる物語。リアルタイムでカメラを切り替えてるようで面白い
- ブンとフン (井上ひさし) - 2014年10月18日 読了
┗ ノリと勢いと作者が書きたいことだけを詰め合わせた名状しがたい何か。熱意と興奮だけは伝わってくる。なお作中によると1ドルが360円の頃らしい
- ジロリの女 (坂口安吾) - 2014年10月16日 読了
┗ 空襲の話や戦争直後の混乱など当時の社会が垣間見える文章が面白かった。ミステリや本人の自伝など内容もバラエティに富んでてお得感がある
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (5) (伏見つかさ) - 2014年10月09日 読了
┗ 黒猫が後輩になって後輩萌えにはたまらない仕様に突入した巻。別にそういう属性ないけどやっぱり面白かった。しかし色々と動いたなあ
- 殺人の詩集 (森村誠一) - 2014年10月07日 読了
┗ 著者の名で買ったけどイマイチ。ご都合主義の偶然による解決や進展が多すぎる上に、作中で著者自らそれにツッコミを入れてるような。
- たのしいムーミン一家 (トーベ・ヤンソン) - 2014年10月04日 読了
┗ 面白かった。魔法の帽子から始まる大騒動、前向きだけど心に闇を抱えるお父さんをはじめとした特徴的なキャラ、誰も彼もが幸せになるラストの大団円
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (4) (伏見つかさ) - 2014年09月30日 読了
┗ Amazonによると「ケータイ小説発売記念パーティ」とかそんな感じの内容だったらしいけどまったく思い出せないくらいライトな読み心地だった
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (3) (伏見つかさ) - 2014年09月29日 読了
┗ 本筋は普通、面白いのは「典型的なオタク同士の言い争い」のリアルな再現。「カッコいいから良し」vs「いや必然性がなさすぎ」みたいな感じのあれ
- 螺鈿迷宮(下) (海堂尊) - 2014年09月28日 読了
┗ 1巻や2巻に比べて妙にノリが違う。ラノベ風、ファンタジー度が高い、リアル度が減少、漫画っぽい。特にキャラ立て。それで面白いのだから問題なし
- 螺鈿迷宮(上) (海堂尊) - 2014年09月25日 読了
┗ 序盤はイマイチ、後半から面白い。1巻はミステリ、2巻はSF＋ミステリ、3巻のこれはホラー＋SF＋ミステリって感じ。上巻のラストにはゾクリときた
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (2) (伏見つかさ) - 2014年09月23日 読了
┗ 序盤の小事が後半の大事の前振りになってたり、実在の問題にも切り込んでたり、実在のイベントの紹介もしてたり、色々奥深い。しかも笑える。すごい
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (1) (伏見つかさ) - 2014年09月22日 読了
┗ 軽い、面白い、浅い、キャラの会話が楽しい、って感じの正にライトノベル。悩むとか考え込むとかが無くて、つらいときに読むと精神力が回復しそう
- ナイチンゲールの沈黙 (下) (海堂尊) - 2014年09月20日 読了
┗ 巻末の解説にもあるように医学ミステリ小説と同時にSF小説だな。超常現象＋本格ミステリ。逆転裁判シリーズに近いかも。そう考えるとすっきりする
- ナイチンゲールの沈黙 (上) (海堂尊) - 2014年09月19日 読了
┗ 出だしがファンタジーで不安になったけど読んでるうちに気にならなくなった。ただこれ続編と言いつつ主人公違うよね。ザッピングシステム的な？
- 亡国のイージス (下) (福井晴敏) - 2014年09月18日 読了
┗ ハリウッド映画ばりのアクションシーンが良い。読了後のメモによると1箇所だけ納得いかなかったらしい。思い出せない。面白かったよ。映画見ようかな
- 亡国のイージス (上) (福井晴敏) - 2014年09月15日 読了
┗ 上巻の終わりで見事に騙された。犯人のミスディレクションにしっかりハマった上に真相の説明もしっくり腑に落ちた。納得できる小説は素晴らしい
- チーム・バチスタの栄光（下） (海堂尊) - 2014年09月10日 読了
┗ 惜しむらくは医学知識がないのでどんでん返しやオチがイマイチすっきりと腹落ちしなかったこと。でも面白かった。姫も気になるし続編読みたい
- チーム・バチスタの栄光（上） (海堂尊) - 2014年09月09日 読了
┗ 素晴らしいミステリ小説だった。憎まれ役のキャラも本気で殺したくなるほどの憎さの一歩手前ぎりぎりでとどめてあるし、見事としかいいようがない
- 古事記・ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (編集：角川書店) - 2014年08月15日 読了
┗ 古事記と日本書紀は対、スサノオは異教の取込み（扱いが雑）、木花咲耶（姉は醜女）の出産は火中、末子が山幸彦（鰐と結婚）、山幸彦の孫が初代天皇
- どまんなか(2) (須藤 靖貴) - 2014年08月31日 読了
┗ 恋愛要素が野球のトレーニングへの影響という意味でしかストーリーに絡んでこない割り切りっぷりが逆に楽しい。しかし3巻が手元にないのでここまで
- どまんなか(1) (須藤 靖貴) - 2014年08月30日 読了
┗ 意外と面白い。リアル野球路線と思いきやトレーニング内容がファンタジー。でも普通にさくさく試合に負けることもあるので、これはこれでリアルかも
- 初恋素描帖 (豊島ミホ) - 2014年08月28日 読了
┗ イラストで購入したけど当たりだった。同じイベントも別キャラから見ると全く別の見方になってしまう。そんな複数視点を自然に書けるのは本当すごい
- ジュブナイル (山崎貴) - 2014年08月15日 読了
┗ テトラの出番がもっとあればラストシーンでもう少し感動できたかもしれない。巻末の嘘広告は最初ネタに気づかず気づいたときは笑うより悲しくなった
- 名門桜樹学園 男クラ！ (小城昇) - 2014年08月10日 読了
┗ バカバカしくて面白かった。ただクラスメートいじりの描写は人によって不快に感じるかもしれない。俺は割り切ったけど、人を選ぶ表現だと思う。
- ナイン・テイラーズ (ドロシー・L・セイヤーズ) - 2014年08月09日 読了
┗ キャラが多いし皆が事件に絡んでるしで把握が大変。あと序盤の鐘の下りがタルい。でも話自体は良い。謎解きも、情報収集と解決を含めてすっきりした
- ルーズヴェルトゲーム (池井戸潤) - 2014年08月01日 読了
┗ ちょっとご都合主義だけど、経費削減、営業と開発、経営陣の衝突とか、サラリーマンとして読むと色々面白い。あっさりした野球描写もいい。良作。
- 世界の終わり、あるいは始まり (歌野晶午) - 2014年07月27日 読了
┗ 「探偵小説の枠からは溢れ出してしまう過剰な作品（中略）本作のような先鋭な実験が不可欠であると、おそらく作者は考えた」（巻末の解説から引用）
- ルート225 (藤野千夜) - 2014年07月22日 読了
┗ オチにガッカリ。途中で「これは諦めるしかないな」と気づいて腹をくくっといたおかげでショックは薄かったけど、それでもなんというかガッカリだ。
- 大久保町の決闘 (田中哲弥) - 2014年07月20日 読了
┗ バカバカしさが面白い。でもそんな中でも（たまに）真面目に悩んでる主人公が良い。そこかしこにある不思議で笑える変な表現も楽しい。続編読みたい
- 掌の中の小鳥 (加納朋子) - 2014年07月12日 読了
┗ 謎とき部分は良い。某所の感想で「この本に出てくる女の人たちは強いですね」とあった。個人的には「男性を弱く」書いてるような気がした。女性向け
- 風の又三郎 (宮沢賢治) - 2014年07月01日 読了
┗ 短編集。目当ての「気のいい火山弾」は楽しめた。他は面白いかはさておき読めて良かった。池澤夏樹による巻末の作品ごとの解説がとても良かった。
- 隻眼の少女 (麻耶雄嵩) - 2014年06月08日 読了
┗ パズルと整合性とフェアという意味で素晴らしい本格推理。ただオチが最悪。敵が悪逆の限りを尽くした挙句に満足げに死んでいく展開は嫌い。大嫌い。
- ガラス張りの誘拐 (歌野晶午) - 2014年05月30日 読了
┗ 名前だけで信用買いできる数少ない小説家。理路整然とした解決編がきちんと用意されているミステリはやっぱり気持ちいい。すっきりする。
- キャットフード (森川智喜) - 2014年05月28日 読了
┗ オチが理解できなかった。最後の人間の男は一体誰なんだ？ 個人的に好きになれるキャラもいなかったし、逐一選択肢をつぶしていく文章も苦手だ。
- つきのふね (森絵都) - 2014年05月26日 読了
┗ イイ子が一人も出てこない。イイ人も出てこない。みんなどっかしらダメ。でもなんか根っこで許せる。クライマックスより序盤から中盤にかけてが好き
- 非・バランス (魚住直子) - 2014年05月23日 読了
┗ 短いのにすっごい重たい話。息苦しい。もう少し息継ぎができるシーンが多いほうが好みだな。でもとてもいい話だった。オチのあっさり感も含めて。
- 八つ墓村 (横溝正史) - 2014年05月22日 読了
┗ 陰鬱で閉鎖的な雰囲気の表現がすごい。あと途中まで「こいつが犯人と見せかけて、こっちが真犯人ね」と得意げに読んでたらあっさり裏をかかれた。
- 晴れた日は図書館へいこう (緑川聖司) - 2014年05月20日 読了
┗ 謎ときも図書館ネタも面白かった。ただ書き下ろし短編が最後に来てるせいで、本来の最終話で締められてないのがもったいないというか惜しいというか
- 幻の下宿人 (ローラン・トポール) - 2014年05月12日 読了
┗ よく分からない。より正しくいうとオチが分からない。各種表現や現象の気持ち悪さはそういう話だから仕方ないとして腑に落ちないラストはちょっと。
- 涼宮ハルヒの驚愕 (後) (谷川流) - 2014年05月08日 読了
┗ 誰もが思い付くネタだけど実際に書こうとすると難易度が跳ね上がるタイプの話が分かりやすく綺麗に描かれてた。ただ主筋はちょっと不完全燃焼。
- 涼宮ハルヒの驚愕 (前) (谷川流) - 2014年05月06日 読了
┗ 喫茶店や主人公の自室で他校生と会話してるシーンばかりだったような気がする。前編だけあってストーリーの「前置き」みたいな話だった。
- 算法少女 (遠藤寛子) - 2014年05月04日 読了
┗ 江戸の数学事情や風俗が色々分かって面白い。話の主筋は面白かったけど、サブイベント（寺子屋を覗きに来る男）のオチがイマイチ理解できず。
- サマーウォーズ (岩井恭平) - 2014年04月30日 読了
┗ 映画版と同じ箇所で泣いた。ほぼ映画の展開まんまだけど、微調整ありかも。主人公やヒロインの内面も描かれていて映画版にない魅力がまたある。
- いつも通りの日々 (早川司寿乃) - 2014年04月30日 読了
┗ 絵本というか、詩的というか、イラストに短文が付いている。小説ではないし、短編集でもなかった。掲載誌が「コミックFantasy」。なるほどね。
- 猫泥棒と木曜日のキッチン (橋本紡) - 2014年04月28日 読了
┗ 複数の視点を自然に書ける人ってすごいな。別キャラの視点から「あれは変だ」とあらためて言われて、確かにそうだと納得させられるのが面白い。
- 学校の怪談 (岡崎弘明) - 2014年04月27日 読了
┗ キャラのたっている小学生たちが怪奇現象相手に奮闘するシンプルな物語。有名どころの学校の怪談ネタや都市伝説をブチ込んである。映画版が原作。
- ゲイルズバーグの春を愛す (ジャック・フィニイ) - 2014年04月23日 読了
┗ 福島正実さんの訳と解説が素晴らしい。題名なんてその最たるもの。あとアイテムコレクションのコインのくだりはこれに収録されてる短編が元だな。
- 小川未明 童話集 赤いろうそくと人魚 (小川未明) - 2014年04月15日 読了
┗ 諸行無常な話が多い。救いがないのに暗くない。不思議な話ばかりだ。余談。放送禁止用語多め。解説が著者の弟子で色々面白かった（思い出話とか）。
- 銀輪に花束を (斎藤純) - 2014年04月10日 読了
┗ 200ページもない。すぐ読み終わる。全話が「自転車」と「音楽」の2つで出来ている。作中で「魂の駆動体」の引用があった。確かに同じ波長を感じる。
- ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (滝本竜彦) - 2014年04月09日 読了 ※
┗ 面白かった。荒唐無稽な話に見せかけて、言いたいことは結構まともで、NHKにようこそ、より好き。読んで良かった。他メディア版も気になる。
- 涼宮ハルヒの分裂 (谷川流) - 2014年04月08日 読了
┗ 軽く読みやすいけど珍しく話が完結してない。ラストの朝比奈さんの笑みを表現した箇所が好き。ただ叙述トリックは「上手い」より「ずるい」気が。
- 侏儒の言葉・西方の人 (芥川龍之介) - 2014年04月02日 読了
┗ 「侏儒の言葉」は雑誌に亡くなられる直前まで連載していた小コラム集。注釈が多いけど面白い。「西方の人」では独特な芥川キリスト観が語られてる。
- 魔法の国が消えていく (ラリー・ニーヴン) - 2014年03月28日 読了
┗ ネビニラルの円盤の元ネタ回収。挿絵多い。シリーズ3作目らしい。巻末の詳細な解説に1作目と2作目の詳細があった。入手が難しそうなので助かる。
- コンビニたそがれ堂 (村山早紀) - 2014年03月10日 読了
┗ あとがき曰く「この本の元本は(中略)子供の本、児童書です」とあった。ああ、なるほどね。すっきりした。これ、いわゆる推理小説じゃないのね。
- トロッコ・一塊の土 (芥川龍之介) - 2014年03月09日 読了
┗ 芥川作品は難しそうで意外と読みやすい。さらには巻末の解説も興味深かったし、そのあとの各作品が世に出た当時の書評も読みがいがあった。
- 涼宮ハルヒの憤慨 (谷川流) - 2014年02月26日 読了
┗ ハルヒの傍若無人さに周囲が困るという話だったのが、気が付けば周囲も「しょうがねえなあ」と事態を楽しんでるような、幸せな世界観になってきた。
- 大江戸遊仙記 (石川英輔) - 2014年02月22日 読了
┗ どちらかというと色艶めいたネタが多かったイメージ。解説がべたぼめ系だった。あとは相変わらずの内容。
- 涼宮ハルヒの陰謀 (谷川流) - 2014年02月04日 読了
┗ 相変わらず読みやすい。ところでこのシリーズはタイトルと内容に関連があるようでなかったけど今回はちゃんとハルヒが陰謀を企ててた。珍しい。
- 浜村渚の計算ノート (青柳碧人) - 2014年01月31日 読了
┗ 小説界のガンヘッドと呼びたい。なお漫画版があるらしい。確かに漫画向きの内容だ。ざっくりした世界観、ノリと勢いの展開を軽い気持ちで楽しむ。
- 有頂天家族 (森見登美彦) - 2014年01月22日 読了
┗ 面白かった。アニメ視聴後なので絵と声がアニメ版で再現された。ところで知的生命体を調理して食うことに感じるこの強い抵抗感は一体なんだ。
- エリコの丘から (カニグズバーグ) - 2014年01月06日 読了
┗ 小学生がお葬式ごっこしてたら穴に落ちて、元女優(故人)に頼まれて宝石を探しに行く話。この作者の描く大人は一筋縄じゃいかない人ばかりだ。
- ベーグル・チームの作戦 (カニグズバーグ) - 2014年01月03日 読了
┗ 登場キャラが多くて把握が大変だった。あと主人公や友人の悩みを理解しきれなかった気がする。でも話は面白かった。メジャーリーグネタも楽しい。
- 天涯の砦 (小川一水) - 2014年01月03日 読了
┗ SFサバイバル。次々と出現するトラブルを限られたリソースで解決する展開に息をつく暇もなく、真夜中に読み始めてそのまま読み終えてしまった。
- 大江戸仙境録 (石川英輔) - 2013年12月29日 読了
┗ 前作同様「江戸時代シミュレーション小説」。江戸の風俗を(比較的)楽しく学べるライトな学術書という感じ。なお相変わらず主人公が恵まれすぎ。
- よろず占い処 陰陽屋へようこそ (天野頌子) - 2013年12月19日 読了
┗ 事件と謎はあれど、伏線や証拠というようなアイテムはほぼない。推理小説というより童話に近い。面白いというより和む。ドラマ化されてるらしい。
- 大いなる眠り (レイモンド・チャンドラー) - 2013年12月15日 読了
┗ 解説曰く「本格推理」を全否定するべく「ハードボイルド」が生まれたらしい。「足と拳で解決」は確かに違う方向性だ。台詞回しも全く違うし。
- 秘剣流れ星 (南條範夫) - 2013年12月11日 読了
┗ 短編集。表題「秘剣流れ星」の主人公は剣の達人にも関わらずあからさまな弱点(妻)のおかげで常に劣勢で面白い。ライバルも印象的だった。
- 僕と先輩のマジカル・ライフ (はやみねかおる) - 2013年12月05日 読了
┗ 論理的に解決編があるミステリは好き。ただ、シリーズになることを意識してたのか未回収の伏線が多いこと、共感しづらいキャラが多いことが残念。
- ロマンス小説の七日間 (三浦しをん) - 2013年11月30日 読了
┗ あらすじに「現実は小説に、小説は現実に、二つの物語は互いに影響を及ぼし」とあるのにそんなことなかった。期待ハズレというより予想ハズレか。
- 十月はたそがれの国 (レイ・ブラッドベリ) - 2013年11月30日 読了
┗ 得体のしれない不気味さがあるのに不快さがない短編集。「壜」「群衆」「骨」「大鎌」「アンクル・エナー」「風」「二階の下宿人」が面白かった。
- 大江戸神仙伝 (石川英輔) - 2013年11月08日 読了
┗ 「現代人が江戸の町に転がり込んだら」というシミュレーション小説。あと江戸時代の再評価という側面もあるか。興味深いけど面白味と娯楽性は薄い。
- ゼロの焦点 (松本清張) - 2013年10月28日 読了
┗ 推理小説としても面白かったし、1950年代後半という時代を知るという意味でも興味深かった。1点だけちょいと腑に落ちなかったけどそれでも名作。
- アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (神林長平) - 2013年10月12日 読了 ※
┗ 量子論の「観測しなければ確定しない」の状態にされた主人公たちが実存を取り戻す話。よくこんなもん文章化できたな。半端ない。さすがの星雲賞。
- 奇譚草子 (夢枕獏) - 2013年10月08日 読了
┗ ショートショートを集めたもの。デビュー直後に書いたという「ヒトニタケ」が特に良かった。雑誌のコラムが元らしく、読者との交流が垣間見える。
- 砂の城の殺人 (谷原秋桜子) - 2013年10月05日 読了
┗ シリーズ3巻。相変わらず見事な本格推理小説。ただ解答が何度もひっくり返されて「これで本当に最後？」と疑心暗鬼になり最後の爽快感が薄かった。
- 龍の館の秘密 (谷原秋桜子) - 2013年10月02日 読了
┗ 未発表短編がついてお得（なはず）。第1作と同じく、登場人物のノリが合わない以外は、非常に推理小説している。良い。ただキャラがなあ……。
- グッドラック 戦闘妖精・雪風 (神林長平) - 2013年09月25日 読了
┗ 雪かきの話が特に印象的だった。表層のストーリーが進んでない気がするけど主題はもっと哲学的なところなんだろう。そもそも最終巻が別にあるのか。
- 天使が開けた密室 (谷原秋桜子) - 2013年09月19日 読了
┗ 本編も短編もトリックは素晴らしかった（タイトルの意味も）。ただ登場人物たちの性格・行動・口調がどうも合わない。共感も応援もできない。
- 流れ行く者 (上橋菜穂子) - 2013年09月09日 読了
┗ 短編集。なんか難しかった。後書きに「結末がよく分からないというお便りをいくつももらいます」的なことが書かれてた。大人になれば分かるらしい。
- 戦闘妖精・雪風 ＜改＞ (神林長平) - 2013年09月03日 読了
┗ 妖精というから人工知能とキャッキャウフフする話かと思ったらリアルにマシンだった。ガチガチのハードSF。でもここまで突き放されると逆に面白い。
- 天と地の守り人 − 第三部 新ヨゴ皇国編 − (上橋菜穂子) - 2013年08月23日 読了
┗ 敵と味方はいても悪役はいない（分からず屋はいたけど）本当に素晴らしい物語だった。世界も歴史もまだまだ続いて行くことがどこまでも感じとれた。
- 天と地の守り人 − 第二部 カンバル王国編 − (上橋菜穂子) - 2013年08月20日 読了
┗ 舞台はカンバル王国へ。懐かしいキャラが次々登場するその最中も、第一部で再登場したあの女の出方が気になってしょうがなかった。
- 天と地の守り人 − 第一部 ロタ王国編 − (上橋菜穂子) - 2013年08月17日 読了
┗ バルサが登場するだけで安心感が違いすぎる。地道な調査と培ってきた人間関係による再会には確かな説得力があってご都合主義をまったく感じない。
- 蒼路の旅人 (上橋菜穂子) - 2013年08月15日 読了
┗ 最終章へのプロローグだった。終章へ向けて各国と登場人物たちの紹介、それぞれの思惑と背景が公開される説明回……というか映画の予告編みたいな。
- 神の守り人 − 下 帰還編 − (上橋菜穂子) - 2013年08月12日 読了
┗ 悪人が1人でいてそれを倒せば終わり、というシンプルな勧善懲悪に逃げないこのシリーズは本当にすごいな。あの女、また出てくるんだろうな……。
- 神の守り人 − 上 来訪編 − (上橋菜穂子) - 2013年08月12日 読了
┗ 冒頭の不可思議な惨劇とバルサと子供達の出会いが結びつく流れ、敵の狩人の追跡、ダレるシーンが一切ない緊張感あふれる話の展開に引き込まれた。
- 虚空の旅人 (上橋菜穂子) - 2013年08月08日 読了 ※
┗ バルサが出ない旅人シリーズ。全作品通して一番ワクワクしたプロローグはこの話。不思議な海の風習から少女1人に全てが託されるまでの流れが良い。
- 夢の守り人 (上橋菜穂子) - 2013年08月06日 読了
┗ タンダの変貌やシュガの活躍が楽しかった。特にシュガは着々と力をつけてる。ところでボスに当たるキャラの動機やら何やらがややこしくて困った。
- 闇の守り人 (上橋菜穂子) - 2013年08月03日 読了
┗ 後付けで作ったとは思えない過去のしがらみとそれからの解放、高山地帯の風俗と慣習の自然さ、あと悪人にも理があるところも含めて全部すごい。
- 精霊の守り人 (上橋菜穂子) - 2013年08月03日 読了
┗ 昔読んだときはそれほど面白くなかった気がするのにあらためて読んだら世界観の作りこみに圧倒された。そういうこともあるのか。
- 文豪ミステリー傑作選 第2集 (黒岩涙香、他) - 2013年08月01日 読了
┗ 古い文体で読みづらいものあり、幽霊ものあり、黎明期の日本推理小説ありと色んな意味でバラエティに富んでる。村山槐多と火野葦平の短編が印象的。
- ぼくら！花中探偵クラブ (田島みるく) - 2013年07月22日 読了
┗ 著者が挿絵も描いている珍しいタイプの小説。小中学生向けっぽい絵柄。6巻以上続いてるシリーズみたいだけど個人的には合わないからもういいや。
- 僕と彼女のゲーム戦争１ (師走トオル) - 2013年07月12日 読了
┗ 後書きで実在のゲームを扱う際の苦労について触れてたのが印象的。1巻完結型でないのが残念。能動的に続きを買おうと思うほどに面白くはなかった。
- ミステリの系譜 (松本清張) - 2013年07月05日 読了
┗ 実話に基づく3つの短編。津山三十人殺し、昭和20年の食人事件、真犯人が同時に2人起訴された裁判。どれも重く暗い話なはずなのに読みやすかった。
- マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust − 排気 (冲方丁) - 2013年07月01日 読了
┗ 独自の世界観が細部までブレなくきっちり構築されてるのには感動した。ただラストバトルの決着は……どうやって相手を倒したのか、よく分からない。
- マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion − 燃焼 (冲方丁) - 2013年06月28日 読了
┗ 1巻に比べると「協力者」や「敵」の内面描写が多く、世界が内側に向かって広がっていく印象のある2巻。カジノの描写の評価が高い（らしい）。
- マルドゥックスクランブル The 1st Compression −圧縮 (冲方丁) - 2013年06月25日 読了
┗ アメコミ風ハードSF小説という感じ。なお、ラスト数ページ、ここからどうやって終わらせるんだ！？、と手に汗握ってたら「つづく」の文字が。
- はたらく魔王さま！ (和ヶ原聡司) - 2013年06月17日 読了
┗ 細かいこと何もなしの見事なライトノベル。ただ、ちゃんと勇者側の葛藤があったのが素晴らしい。ラノベでもギャグで流しちゃいけない部分はある。
- Sudden Fiction 2 超短編小説・世界篇 (ロバート・シャパード／ジェームズ・トーマス編) - 2013年06月16日 読了
┗ 面白いのもあったし、意味不明なのもあった。誰の作品か忘れたけど初っ端のビルから落ちる少女の話と後半の犬を撃ち殺す短編が印象的だった。
- 真夏の方程式 (東野圭吾) - 2013年06月05日 読了
┗ 読みやすいし、どんでん返しもあったし、フェアに感じるし、ガリレオシリーズは安定だな。科学要素が薄いといえばそうかもしれないけど。
- ジョン＆マリー ふたりは賞金稼ぎ (桝田省治) - 2013年05月31日 読了
┗ 色々と仕掛けのある文章やアクの強いキャラがそこそこ面白い。ただヒロインより敵役の少女のほうがより「幸せになって欲しい」キャラだった。
- 銀の匙 (中勘助) - 2013年05月23日 読了
┗ 笑えるとか面白いとか、そういうのはないけど、読んで良かったとは思える本。後半ほど文章が綺麗だった。特に豆腐を食うシーンの描写が好き。
- 南極点のピアピア動画 (野尻抱介) - 2013年05月14日 読了
┗ ハードSFでありつつ、ニコニコ動画と初音ミクのパロディ小説でもある。元ネタを知ってるほうが楽しめる（はず）。なお恋愛ネタは刺身のツマ程度。
- 吾輩は猫である (夏目漱石) - 2013年05月11日 読了
┗ 読み進めてて「ラノベみたいなもんか」と気づいてから楽しめるようになった。日常4コマ風に変なキャラが変な会話をするだけ。特に主題はない。
- カードファイト！！ ヴァンガード アジアサーキット編 戦え! 友情のタッグファイト (番棚葵) - 2013年05月03日 読了
┗ 元ゲームを遊んでて、かつアニメ版を見てる人のための小説だなあ、とあらためて思った。あとやけに理不尽な恨まれ方してる主人公がかわいそう。
- 涼宮ハルヒの動揺 (谷川流) - 2013年05月01日 読了
┗ ミステリ大好きなので猫の回が良かった。あと、8年以上前の本なのに「ラノベのテンプレ」だらけに見えるのはこれ自身が「祖にして源泉」だからか。
- 秘密結社 来夢来人 まほうびんぼう (伊藤螺子) - 2013年04月24日 読了
┗ 登場人物たちが皆「何か」に一応の決着をつけて、話が始まる前の段階に比べて「何かしら」成長していて「より幸せに」なってる。良かった。
- 涼宮ハルヒの暴走 (谷川流) - 2013年04月17日 読了
┗ 微妙で「面白い」の側に針が振れる、そんなシリーズ。想像だけど、中学生時代に初めて読んだラノベがこのシリーズだったらガッツリはまったと思う。
- O・ヘンリ短編集（三） (O・ヘンリ) - 2013年04月12日 読了
┗ 15編収録。「愛の使者」「ブラックジャックの売渡し人」「にせ医師物語」「釣りそこねた恋人」「心と手」「荒野の王子さま」が良かった。
- 涼宮ハルヒの消失 (谷川流) - 2013年04月08日 読了
┗ 面白かった。矛盾のない時間旅行ものは良い。孤立無援状態から細い糸をたぐりヒントを探す過程も良い。1〜2巻はただの序章だな。3巻までで1つの話。
- 少女地獄 (夢野久作) - 2013年04月01日 読了
┗ 印象的なのは、虚言少女が自らの嘘で堕ちていく「何んでも無い」、肺病のピアニストの「童貞」の2つ。嫌な汗が流れる状況の描写が実に素晴らしい。
- 涼宮ハルヒの退屈 (谷川流) - 2013年03月28日 読了
┗ やっぱり他のレーベルに比べて段違いに読みやすい。ライトノベルの定義付けはいまだによく分からないけど、とりあえずこれは間違いなくライトだ。
- 涼宮ハルヒの溜息 (谷川流) - 2013年03月25日 読了
┗ 毒もアクもなく、読みやすい。世間で有名な割には尖った部分がないのは不思議だけど、疲れたときにスナック感覚で読むのに良い。楽しいというか楽。
- イルカの島 (アーサー・C・クラーク) - 2013年03月22日 読了
┗ ちゃんとクライマックスイベントが最後に用意されてたし、主人公も成長してたし、謎も適度に残ってる。素晴らしいジュブナイル小説。解説も良し。
- カミングアウト (高殿円) - 2013年03月13日 読了
┗ 群像劇？ 別々に登場する多くのキャラが１つに収束していく話。みんながいい人というわけでもなく、ひと癖ふた癖あるけど、なんか憎めない。良作。
- なぞの娘キャロライン (E・L・カニグズバーグ) - 2013年03月06日 読了
┗ 同じ作者の「ドラゴンをさがせ」と同じく、謎と犯罪と解決のある良作ミステリ。伏線と回収がきっちりしてるから2回読みたくなるのも同じ。
- ドラゴンをさがせ (E・L・カニグズバーグ) - 2013年03月04日 読了 ※
┗ どこか教訓めいていて、それでも道徳的な内容でもなくて、それなのに面白い。エディーがとても魅力的だった。伏線と回収もある、良いミステリ小説。
- エーミールと探偵たち (エーリヒ・ケストナー) - 2013年02月28日 読了
┗ エーミールのお母さん思いなところ、少年たちの機転と友情。子供の頃に読みたい話でもあるし、大人になってから読みたい話でもある。続編あり。
- 虐殺器官 (伊藤計劃) - 2013年02月26日 読了
┗ アーシュラ・K・ル・グウィンの「闇の左手」のように隙無く1つの世界を構築しきってる。悲壮的なのに不快さのないストーリーとエンディングだった。
- 腕貫探偵 (西澤保彦) - 2013年02月16日 読了
┗ それぞれの短編の解決がイマイチ説明不足かつ消化不良なので「ラストの短編で一気にそこらへんの説明がつくのかな」と思ったらそんなことなかった。
- オタバリの少年探偵たち (セシル・デイ・ルイス) - 2013年02月13日 読了
┗ 大人の力を借りない少年たちの冒険譚。ピンチとチャンスが交互に訪れて飽きない。1950年代の小説だけあって文章表現が古いのも面白い。
- フランクを始末するには (アントニー・マン) - 2013年02月08日 読了
┗ 短編集。シリアスじゃなくてジョークな作風なんだな、と気づいた途端に面白くなった。表題の「フランクを始末するには」が特に良作。
- ふたりのロッテ (エーリヒ・ケストナー) - 2013年02月03日 読了 ※
┗ 子供を人として尊重しつつも大人扱いするわけではない（子供と大人に上下がない）文章が良い。母親が娘の正体に気づくシーンが好き。良作。
- 柳生十兵衛 七番勝負 (津本陽) - 2013年02月02日 読了
┗ 史実がべったりそのまま書かれている箇所は歴史の勉強にはいいけど小説としては少々退屈。あと時系列が前後することがあって混乱する。
- パズルパレス（下） (ダン・ブラウン) - 2013年01月11日 読了
┗ 騙し騙されすぎて誰もが怪しく見える絶体絶命の状況から大団円に収束させるのはすごい（1人だけ異様に扱いが悪い不幸な青年がいたけど）。
- パズルパレス（上） (ダン・ブラウン) - 2013年01月10日 読了
┗ 主人公の女性があまりに優秀かつ恵まれすぎていて感情移入しづらかった。でも世界有数のセキュリティの描写はさすがの一言。
- 1922 (スティーヴン・キング) - 2013年01月09日 読了
┗ 中編集。表題は救いのない話なのに不思議と不快感も後味の悪さもなかった。2つ目の「公正な取引」はイマイチ「オチてない」気がする。
- カードファイト！！ ヴァンガード アジアサーキット編 (番棚葵) - 2013年01月05日 読了
┗ ルールやカードを知らずともそこそこ楽しめるとはいえ、やはり知ってる人向けか。いや、それより話の最大の謎が投げっぱなしなんだけど？
- 人斬り以蔵 (司馬遼太郎) - 2013年01月01日 読了
┗ 短編集。「おお、大砲」で形骸化した伝統の無意味さが滑稽だった。他にも江戸や明治の風俗が伝わってくる「大夫殿坂」も興味深かった。
- 青い星まで飛んでいけ (小川一水) - 2012年12月31日 読了 ※
┗ 表題の短編のスケールのデカさにやられた。この話だけで長編シリーズ1本分じゃないか。「守るべき肌」も同じ。あと「占職術師」も好き。良作。
- 金曜のバカ (越谷オサム) - 2012年12月27日 読了
┗ 表紙買い。恐竜大好きな主人公の短編がとても良かった。現実はこんなに甘くないかもしれないけど、だからこそフィクションを読むわけであって。
- 仏果を得ず (三浦しをん) - 2012年12月24日 読了
┗ 馴染みのない世界（文楽）について学べつつ、話自体も面白い。内容は恋愛もの、どちらかというと大人向けであまりコメディタッチではない。
- 宇宙のあいさつ (星新一) - 2012年12月20日 読了
┗ 星新一はそこそこ読んだ気がするのに、読んだ記憶のある話がなかった。先は長いな。単に一度読んだのを忘れてるという可能性も否定できないけど。
- 小泉八雲集 (小泉八雲) - 2012年12月19日 読了
┗ 前半が日本昔話、後半がエッセイや随筆。前半の日本古来に伝わる伝承や昔話や言い伝えがそれぞれ短いのに中身が濃くて面白かった。
- ブラウン神父の童心 (G・K・チェスタトン) - 2012年12月13日 読了
┗ 強引な展開を幻想的・怪奇的な勢いで読ませてしまう作品。短編ごとに面白さの落差が大きい。「青い十字架、折れた剣、三つの兇器」が面白かった。
- パラドックス学園 (鯨統一郎) - 2012年12月07日 読了
┗ ひどかった（ほめ言葉）。著者は天才ではなかろうか。この本以上に予想を裏切られたミステリはないかもしれない。ただ人に薦める気は起きないけど。
- ペンギンハイウェイ (森見登美彦) - 2012年11月29日 読了
┗ 日本SF大賞受賞作。変な小学生と変なお姉さんが出会って、変な小学生が大活躍する話だった。不快なキャラも展開もなく読み途中も読後感もスッキリ。
- 楽園のカンヴァス (原田マハ) - 2012年11月25日 読了
┗ アンリ・ルソーという画家の生涯を追いつつ、ミステリ小説も楽しめる。1粒で2度美味しい。ある意味「月と六ペンス」みたいだ。良いミステリだった。
- 蔵書まるごと消失事件 (イアン・サンソム) - 2012年11月19日 読了
┗ 巻末の解説がある意味面白かった。俺と正反対の印象をこの小説から受けたらしく、ベタぼめだった。色んな視点があるんだな。続編は絶対に読まない。
- アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド (５) 夢と未来と冒険者 (久保田悠羅) - 2012年11月17日 読了
┗ シリーズの完結。伏線も拾いきってるし、話にも決着ついてるし、実に良かった。ただ他シリーズからのゲストやネタが多めだったのは気になったけど。
- サム・ホーソーンの事件簿 IV (エドワード・D. ホック) - 2012年11月14日 読了
┗ ヒントを全て開示した上で探偵が事件を解決していく正統派本格推理ばかりで非常に満足。特に「革服の男の謎」が秀逸だった。他の巻も読んでみたい。
- アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド (４) 樹海と秘密と冒険者 (久保田悠羅) - 2012年11月05日 読了
┗ 相変わらず「良いリプレイ」。ただ3巻読了から結構経ってて剣の設定や関係性がよく分からなくなってた。でもシナリオと戦闘が面白かったからOK。
- 太陽の塔 (森見登美彦) - 2012年11月02日 読了
┗ 「月と六ペンス」と同じく、身につまされるというか、共感しすぎるほど納得するというか、傍から見るとこうなのか勘弁してくれ、という感じ。
- 宵山万華鏡 (森見登美彦) - 2012年10月29日 読了
┗ 連作短編集の名に恥じない「各短編が１つの話、かつ全てを貫く１つの物語もあり」だった。こういう「現代を舞台にしたちょっと不思議な話」も好み。
- 不思議の国のアリス ミステリー傑作選 (小栗虫太郎、他) - 2012年10月24日 読了
┗ アリスに触れていたり題材にしていたりする良作短編を集める、という着眼点が面白い。名前を見る機会の多い小栗虫太郎の短編を読めたのも嬉しい。
- 江戸川乱歩推理文庫(1) 二銭銅貨 (江戸川乱歩) - 2012年10月17日 読了
┗ 解決されたかに見せてそこからもう一転って言うは易く行うは難しだよな。あと明智探偵の初登場「D坂の殺人事件」を読めたのも嬉しい。解説も良い。
- まほろ駅前番外地 (三浦しをん) - 2012年10月15日 読了
┗ 短編集。前作から間が空いたけど覚えてるもんだな。最後の話で明らかにまだ主人公達について語り尽くしていない感がある。続編にとても期待してる。
- 月と六ペンス (モーム) - 2012年10月08日 読了
┗ 笑えるとか面白いとかないけど読んで良かったとは思う。ストリックランドよりストリーヴの部分が印象的だった。傍から見るとここまで見苦しいのか。
- ななつのこ (加納朋子) - 2012年09月28日 読了
┗ 偶然で済ませるのはどうかと思った点も少しあったけど、心温まる良い連作短編集だった。巻末の解説がイマイチ。これより作者の後書きが読みたい。
- れんげ野原のまんなかで (森谷明子) - 2012年09月26日 読了
┗ 連作短編集というより短編集。図書館ならではのストーリー展開が良い。恋愛要素はイマイチ共感出来ず。巻末には、暖かい後書きとイマイチな解説。
- アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド (3) 騎士と王様と冒険者 (久保田悠羅) - 2012年09月24日 読了
┗ 相変わらずリプレイのあるべき姿の王道（遊び方説明、ルール紹介、世界観解説）だと思った。今回は「ランダムダンジョン」と「FS判定」の紹介あり。
- NHKにようこそ！ (滝本竜彦) - 2012年09月24日 読了
┗ お気楽ライトノベルかと思ったら、とても良い青春小説だった。救われない部分はちゃんと救われない（都合良すぎない）展開が良かった。
- パーフェクト・ブルー (宮部みゆき) - 2012年09月22日 読了
┗ 途中で話が複雑になってきて「もう無理かも」と不安になったけど、なんとか踏みとどまれた。どんでん返しも良いし、続編は読みたい。
- 獣の奏者 4 完結編 (上橋菜穂子) - 2012年09月16日 読了
┗ 「闘蛇編・王獣編」で完結してたストーリーに後づけで「探求・完結編」を書いたというのがとても信じられないほど、通して1つの素晴らしい物語。
- 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん (入間人間) - 2012年09月15日 読了
┗ 読後感は悪くない。ただ「なるほど、全部つながった！」というスッキリ感は薄い。「でも、あれは？」という疑問符が残る。変なキャラを楽しむ系。
- 獣の奏者 3 探求編 (上橋菜穂子) - 2012年09月12日 読了
┗ 登場人物たち全員が自分のエゴをむき出しにしているのがいい。ストーリーの展開しやすさに対する遠慮がまったくない。個人的にはエサル師のファン。
- モロー博士の島 (H.G. ウェルズ) - 2012年08月29日 読了
┗ 当時の時代背景や作者の思想などが巻末で解説されていたおかげで、より一層楽しめた。ちなみに創元SF文庫版。進化論が世に出た頃の小説らしい。
- みにくいおひめさま (フィリス＝マッギンリー) - 2012年08月27日 読了
┗ 絵本。題名が変だったので手にとってしまった。お片づけとか、お手伝いとか、ちゃんとしましょう、という典型的な児童向け絵本。絵がイマイチ。
- 馬と少年 (C・S・ルイス) - 2012年08月27日 読了
┗ ナルニア国シリーズの第5巻。久しぶりに読んだら思ったより忘れてた。説教くさいところもあるけどやっぱり冒険ものとして素晴らしい。続き読むか。
- 耳の聞こえない子がわたります (マーリー･マトソン) - 2012年08月26日 読了
┗ 元女優の著者の体験を下地にした児童小説。電話が妬ましいとか、歯の矯正具をつけている人の唇は読みづらいとか、確かにリアリティがある。
- 影を殺した男 (ポー、ウェルズ、他) - 2012年08月24日 読了
┗ 怪奇幻想系を集めたアンソロジー。「かまどの中の顔」（田中貢太郎）が特に不気味。巻末の解説（風間賢二）が良かった。各作品をより楽しめた。
- 獣の奏者 4巻 (上橋菜穂子) - 2012年08月20日 読了
┗ 「王獣編」終了。救いがないようで少しだけあって、でも予定調和とかご都合主義とか感じさせないで、それでもなお読んでいて楽しい。凄まじいな。
- 獣の奏者 3巻 (上橋菜穂子) - 2012年08月20日 読了
┗ 青い鳥文庫版は3巻と4巻で「王獣編」の前編と後編。イラストレーターはコミカライズ担当と同じ武本糸会。絵があるとまた違う印象と楽しさがある。
- 獣の奏者 1 闘蛇編 (上橋菜穂子) - 2012年08月20日 読了
┗ オリジナルの世界観が楽しい。主人公が地域を移動するたびに、一緒に異国を旅して新しい風景や風習や人たちに出会えているような楽しさがある。
- アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド(２) 仔猫と王女と冒険者 (久保田悠羅) - 2012年08月19日 読了
┗ 1巻のベーシックな遊び方に加えて、フィールドアドベンチャー形式や追加ルール（明度など）の紹介と実践。リプレイのお手本と呼ぶべき良作。
- アリアンロッド・リプレイ・セカンドウィンド(１) 剣と遺跡と冒険者 (久保田悠羅) - 2012年08月19日 読了
┗ アリアンロッドのベーシックな遊び方を伝える、という目的がはっきり伝わってくる良いリプレイ。TRPG初心者がTRPGに慣れて行く過程も面白かった。
- ふたりの距離の概算 (米澤穂信) - 2012年08月13日 読了
┗ 絡まり合った毛糸の玉がゆっくりじっくり解かれていくようなスッキリ感があった。良いミステリ。ただ相変わらずラブコメ要素は希薄。でも良い。
- サイモン・アークの事件簿１ (エドワード・D. ホック) - 2012年08月09日 読了
┗ オカルトの専門家が本格推理事件を解き明かすというのが面白い。それでも毎回、人の心の闇までは解明できない、とまとめるあたりも良い。良作。
- カラット探偵事務所の事件簿１ (乾くるみ) - 2012年08月04日 読了
┗ 全編を貫く1本の流れがあるという意味では良い連作短編集だけど、トリックが腑に落ちない、緊迫感がない、など全体的にイマイチ。続編は買わない。
- オー･ヘンリー傑作選 (オー・ヘンリー) - 2012年07月29日 読了
┗ 「賢者の贈り物」「最後の一葉」「警官と讃美歌」などのメジャーどころはこれで押さえた。単純な「いい話」に終わらせないのが良い。
- 奇想と微笑 太宰治傑作選 (太宰治) - 2012年07月28日 読了
┗ 編者曰くヘンテコで愉快なものを集めたらしい。「カチカチ山」「令嬢アユ」「酒の追憶」「畜犬談」「黄村先生言行録」「女の決闘」が特に良い。
- 谷崎潤一郎 犯罪小説集 (谷崎潤一郎) - 2012年07月12日 読了
┗ 良作。ラノベをあっさりさっぱりとすると、この人のは負の感情がべっとりぐっしょりと表現されてるような……不思議と読後はすっきり良いけど。
- 月に吠える 萩原朔太郎詩集 (萩原朔太郎) - 2012年07月11日 読了
┗ 「雲雀料理」「殺人事件」「天景」「危険な散歩」「陽春」「遺伝」などが印象的だった。巻末にある作者の年譜も印象深い。
- 愚者のエンドロール (米澤穂信) - 2012年07月07日 読了
┗ アニメが面白いので氷菓シリーズ第2巻を再購入して再読。アニメのキャラ絵で脳内再生されるので初見の時より話が明るくなったような錯覚に陥る。
- 死体を買った男 (歌野晶午) - 2012年07月03日 読了
┗ 解説で「本格推理の極北」と著者を表現してた。納得。内容は江戸川乱歩と萩原朔太郎が主人公の小説を作中登場人物が書いたり読んだりする話。
- 聖女の救済 (東野圭吾) - 2012年06月22日 読了
┗ ガリレオシリーズは抜群の安定感。ただ今回は読む側の無知が原因ですっきりしない箇所があった。見たことない物の形は活字だけじゃよく分からん。
- 薄紅天女 (荻原規子) - 2012年06月09日 読了
┗ 勾玉三部作最終巻。読めて良かった。相変わらず脇役が良い。広梨や茂里、賀美野、あと何と言っても藤原薬子。ただ主人公2人の仲には少し引いた。
- 山椒大夫・高瀬舟 他四篇 (森鴎外) - 2012年06月07日 読了
┗ 山椒大夫は、安寿と厨子王の話。高瀬船は勝手に恋愛ものかと思ってたら違った。なんか国語の教科書みたいな短編集。「面白い」とはちょっと違う。
- 葉桜の季節に君を想うということ (歌野晶午) - 2012年05月31日 読了
┗ 善人がほとんど出てこない（いたのかどうかすら怪しい）。でも読後はすっきり。そしてオチというかトリックがとんでもない。さすが歌野晶午。良作。
- 白鳥異伝 (荻原規子) - 2012年05月26日 読了 ※
┗ 素晴らしい純和風ファンタジー。菅流（すがる）が最高にいい奴だった。あと久しぶりに「ラブコメ」ではない「ラブストーリー」を読んだ気がする。
- 河童・或阿呆の一生 (芥川龍之介) - 2012年05月24日 読了
┗ 時代や作家自身を風刺しているらしいけどそれほど作者について知っているわけでもないのでよく分からなかった。何はともあれ娯楽作品ではないな。
- カードファイト!! ヴァンガード (番棚葵) - 2012年05月22日 読了
┗ ヴァンガードを知らない人には薦めづらいし、登場人物や舞台もやはり小学生向け。きちんと狙った対象層に向けて書かれている、と言えばそうかも。
- O・ヘンリー・ミステリー傑作選 (O・ヘンリー) - 2012年05月13日 読了
┗ 未訳だった短編を集めたもの。とても短い短編や意外と長い短編があったり、内容自体もバラエティ豊富だったりでお買い得。全1巻なのが惜しい。
- 空色勾玉 (荻原規子) - 2012年05月05日 読了
┗ 素晴らしいファンタジーだった。今後、純和風ファンタジー小説を挙げろと言われた際に迷う必要がなくなったのはありがたい。続編を読むのが楽しみ。
- 円周率を計算した男 (鳴海風) - 2012年04月29日 読了
┗ 和算を解くことで事件解決、というミステリを想像してたら違った。「江戸時代の人と数学はどう付き合っていたか」が分かる時代小説短編集。良作。
- 退出ゲーム (初野晴) - 2012年04月23日 読了
┗ 解決シーンで「なるほど」より「へえ、そうなんだ…」な感想が出てくる推理小説。知恵より知識。キャラは総じて面白いけど続編買う気は起きない。
- 西の魔女が死んだ (梨木香歩) - 2012年04月21日 読了
┗ 題名から西洋風ファンタジーを想像してたら全然違った。でもそこかしこに印象的な文章の散りばめられている、読んで良かったと思える小説だった。
- 佐藤さん (片川優子) - 2012年04月19日 読了 ※
┗ 著者曰く「十代のとき特有のまっすぐで繊細な気持ちや、ばかばかしいかもしれないけれど本人には何よりも大切な感情」を書いたらしい。納得した。
- 屋上探偵 2巻 (文：大崎知仁、絵：遠藤達哉) - 2012年04月16日 読了
┗ 最終話のどんでん返しは1巻の方が良かったかな。「学園ものでイラスト豊富なライトノベルミステリ」が目当てなら1巻と合わせておススメできる。
- 屋上探偵 1巻 (文：大崎知仁、絵：遠藤達哉) - 2012年04月14日 読了
┗ 挿絵描きのファンなので手に取った。内容はノリと勢いの漫画チックな話でリアリティは低い。連作短編集のお約束、最終話でのどんでん返しが良い。
- 一発逆転ミステリー (編者：赤木かん子) - 2012年04月08日 読了
┗ 良質の推理小説が5編収録。サキ、ロアルド・ダール、ヘンリイ・スレッサー、ピーター・ラブゼイ、泡坂妻夫。編者の後書きは無い方がよいのでは。
- 六の宮の姫君 (編者：赤木かん子) - 2012年04月08日 読了
┗ 原語版、現代語版、芥川版、「六の宮の姫君」を独自に解釈した少女漫画と、様々な角度から同じ作品を見るというのは面白い。後書きはいまいち。
- 安楽椅子の探偵たち (編者：赤木かん子) - 2012年04月07日 読了
┗ 収録作品「十五人の殺人者たち」「九マイルは遠すぎる」「登場人物を探す作者」「多すぎる証人」。有名どころである2つ目を読めて良かった。以上。
- これは王国のかぎ (荻原規子) - 2012年04月01日 読了
┗ ファンタジー小説を読んだなあ、という満足感あり。自世界と異世界の悩みが自然な形で対比されてたことも含めて、良い異世界ファンタジーだった。
- 何かが道をやってくる (レイ・ブラッドベリ) - 2012年03月31日 読了
┗ 虚か実か分からない描写が魅力なのかな。ただ心象風景的な描写が多かったけど最後はきちんと目に見える形で収束して、すっきりと読み終えられた。
- 変身 (フランツ・カフカ) - 2012年03月16日 読了
┗ うーん、なんというか、夢も希望も無い話なのか、夢も希望もあるという話なのか。不思議な読後感だ。なお食事中に読むのは避けるべきだと思う。
- サザンクロスの翼 (高嶋哲夫) - 2012年03月13日 読了
┗ 妙に説教くさい序盤を抜けて、相棒とのサバイバル生活が始まってからが本番。そこからは最後まで一気に読み通したくなる爽快な冒険小説だった。
- 赤頭巾ちゃん気をつけて (庄司薫) - 2012年03月06日 読了
┗ 当時の背景や空気を理解していないのでまったく話が分からなかった。前提条件が不足してた。続編が出てるけど、正直読みたいとは思えない。
- たまさか人形堂物語 (津原泰水) - 2012年02月29日 読了
┗ 人形の世界が重すぎず軽すぎずなノリで語られてそこそこ面白い。ただ最終章だけ異様に読みづらい上に蛇足っぽいのが気になる。続編は買わない。
- 世界の中心で愛を叫んだけもの (ハーラン・エリスン) - 2012年02月28日 読了
┗ 表題の短編は雰囲気はいいけど内容は何が何やら。面白かった短編は「眠れ、安らかに」「星ぼしへの脱出」「殺戮すべき多くの世界」「少年と犬」。
- 不連続殺人事件 (坂口安吾) - 2012年02月12日 読了
┗ 登場人物が多すぎる上に地図が分かりづらくて大変。でも登場人物が変な人ばかりで面白かった。巻末の解説のおかげで作品の新たな魅力にも気づけた。
- 猫と庄造と二人のおんな (谷崎潤一郎) - 2012年02月07日 読了 ※
┗ 読み終えた直後は、この登場人物たちの話をもう少し先まで読みたい感じだったけど、巻末の解説を読んで納得。なるほど、あの終わり方でいいのか。
- ゴドルフィンの末裔 (永橋流介) - 2012年02月06日 読了
┗ 前半はハードボイルドな重く渋い展開。後半はアクション映画っぽいご都合主義的なスピード感のある展開。ラストでハードボイルドな締め。良い。
- 星々の船 (村山由佳) - 2012年01月31日 読了
┗ あとがきの 「(主人公たちは) それぞれに不幸に見えるかもしれない。けれど (中略) どこかに一条の光が射すような終わり方を心がけた」 がすべて。
- 名探偵はきみだ 推理旅行へGo! (ハイ・コンラッド) - 2012年01月28日 読了
┗ 読者への挑戦型の推理小説短編集。伏線や証拠品など基本的に読者に対してフェアな挑戦だったので解くのが楽しかった。シリーズの他作品も気になる。
- FINAL FANTASY [full length] (ディーン・ウエスレー スミス) - 2012年01月23日 読了
┗ 映画(未見)の小説版。意外と面白かった。そこまでひどくはない……けど、オチが腑に落ちない。SFにしてはシンプルな設定と派手なアクションは良い。
- ヴィーナス・シティ (柾悟郎) - 2012年01月21日 読了
┗ ねっとりした性的描写が気色悪いけど話自体は面白いし、細部までしっかり描かれてるハイテク設定とネット社会の描写は1988年の作品とは思えない。
- 探偵Xからの挑戦状！ (辻真先ほか)
- 正月十一日、鏡殺し (歌野晶午)
- 階段途中のビッグ・ノイズ (越谷オサム) ※
- ダブルクロス03 (矢野俊策)
- 少女探偵事件ファイル (砂田弘)
- 寡黙な死骸 みだらな弔い (小川洋子)
- GOSICK -ゴシック- (桜庭一樹)
- 蜘蛛の糸・杜子春 (芥川龍之介)
- 動く家の殺人 (歌野晶午)
- 白い家の殺人 (歌野晶午)
- 長い家の殺人 (歌野晶午)
- 名探偵の掟 (東野圭吾)
- 時計じかけのオレンジ (アンソニー・バージェス)
- ガリレオの苦悩 (東野圭吾)
- 虚構船団 (筒井康隆)
- 七番目のユニコーン (ケリー・ジョーンズ)
- 星宿海への道 (宮本輝)
- レキシントンの幽霊 (村上春樹)
- 海辺のカフカ (下) (村上春樹)
- 海辺のカフカ (上) (村上春樹)
- 闇の底のシルキー (デイヴィッド・アーモンド)
- 五番目の裁判員 (和久峻三)
- 東京奇譚集 (村上春樹)
- スプートニクの恋人 (村上春樹)
- 肩胛骨は翼のなごり (デイヴィッド・アーモンド)
- 超獣閃戦 (下) (門田泰明)
- 超獣閃戦 (上) (門田泰明)
- しゃべれどもしゃべれども (佐藤多佳子)
- 天使の歩廊 (中村弦)
- 避暑地の猫 (宮本輝)
- 軍師 竹中半兵衛 (笹沢佐保)
- 恵比寿屋喜兵衛手控え (佐藤雅美)
- 重力ピエロ (伊坂幸太郎)
- 困らぬ前のかみだのみ (小林めぐみ)
- 放浪探偵と七つの殺人 (歌野晶午) ※
- 魔性の女に涙 (和久峻三)
- 砂漠の駅 (森村 誠一)
- 堕落論 (坂口安吾)
- ジャガーになった男 (佐藤賢一)
- 浅井長政の決断 (笹沢左保)
- 塚原卜伝十二番勝負 (津本陽)
- 日本沈没 (下) (小松左京)
- 日本沈没 (上) (小松左京)
- 軍靴の響き (半村了)
- ミッドウェイ (森村誠一)
- 中国の鳥人 (椎名誠)
- 死の王 (タニス・リー)
- 午後の曳航 (三島由紀夫)
- 別冊 図書館革命 II (有川浩)
- 別冊 図書館革命 I (有川浩)
- 邪魔 (下) (奥田 英朗)
- 邪魔 (上) (奥田 英朗)
- 博物戦艦アンヴェイル2 ケーマの白骨宮殿 (小川一水)
- ダブルクロス 02 (矢野俊策)
- 箱男 (安部公房)
- 僕の小規模な奇跡 (入間人間)
- ブラックラグーン2 (虚淵玄)
- ブラックラグーン (虚淵玄)
- ゼロ年代日本SFベスト集成＜S＞ (多数)
- 図書館革命 (有川浩)
- クジラの彼 (有川浩)
- 恋文の技術 (森見登美彦)
- ゼロ年代日本SFベスト集成＜F＞ (多数)
- 図書館危機 (有川浩)
- フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (佐藤友哉)
- 図書館内乱 (有川浩)
- 図書館戦争 (有川浩)
- ビブリア古書堂の事件手帖 (三上延)
- 七瀬ふたたび (筒井康隆)
- タイムマシン (H・G・ウエルス)
- 駐在刑事 (笹本稜平) ※
- 追伸 (真保裕一)
- 誘拐の誤差 (戸梶圭太)
- Story Seller 新潮社 ストーリーセラー編集部編 (多数)
- 伊賀忍法帖 (山田風太郎)
- スペードの女王 (横溝正史)
- 11文字の殺人 (東野圭吾)
- 白光 (連城三紀彦)
- 稚内殺人旅情 (梓林太郎)
- 人体工場 (仙川環)
- 車輪の下 (ヘルマン・ヘッセ)
- 飛ぶ教室 (エーリッヒ・ケストナー)
- 羅生門・鼻 (芥川龍之介)
- 世界は密室でできている。 (舞城王太郎)
- まほろ駅前多田便利軒 (三浦しをん) ※
- 竹中半兵衛と黒田官兵衛 (嶋津義忠)
- 白銀ジャック (東野圭吾)
- どちらかが彼女をころした (東野圭吾)
- 阿部一族・舞姫 (森鴎外)
- プラハの春 (下) (春江一也)
- 私と悪魔の100の問答 (上遠野浩平)
- プラハの春 (上) (春江一也)
- ドリアン･グレイの肖像 (オスカー・ワイルド)
- 塩の街 (有川浩)
- 邂逅の森 (熊谷達也)
- 地獄変・偸盗 (芥川龍之介)
- 枯草の根 (陳舜臣)
- インシテミル (米澤穂信)
- 覇王の家 (下) (司馬遼太郎)
- 覇王の家 (上) (司馬遼太郎)
- 姑獲鳥の夏 (下) (京極夏彦)
- 姑獲鳥の夏 (上) (京極夏彦)
- Cの福音 (楡周平)
- ピーター卿の事件簿 (ドロシー・L・セイヤーズ)
- 坊っちゃん (夏目漱石)
- 夜は短し歩けよ乙女 (森見登美彦)
- ジーキル博士とハイド氏 (スティーブンソン)
- 幕末遊撃隊 (池波正太郎)
- 超・殺人事件 (東野圭吾)
- ネコソギラジカル (下) (西尾維新)
- ネコソギラジカル (中) (西尾維新)
- ネコソギラジカル (上) (西尾維新)
- 秋田殺人事件 (内田康夫)
- 遅れて来た魔法使い (笹本祐一)
- 王女シルビア (工藤夕貴)
- ダブルクロス01 (矢野俊策)
- 虎口からの脱出 (景山民夫) ※
- 放課後の音符 (山田詠美)
- フィリップ・マーロウの事件 (多数)
- 夜行列車 (森村誠一)
- 坂の上の雲 (八) (司馬遼太郎)
- 坂の上の雲 (七) (司馬遼太郎)
- 秘伝の声 (下) (池波正太郎)
- 秘伝の声 (上) (池波正太郎)
- 坂の上の雲 (六) (司馬遼太郎)
- 海の底 (有川浩) ※
- 空の中 (有川浩)
- 坂の上の雲 (五) (司馬遼太郎)
- 坂の上の雲 (四) (司馬遼太郎)
- 椿山課長の七日間 (浅田次郎)
- 銀輪の覇者 (下) (斎藤純) ※
- 銀輪の覇者 (上) (斎藤純) ※
- 坂の上の雲 (三) (司馬遼太郎)
- 長いお別れ (レイモンド・チャンドラー)
- 坂の上の雲 (二) (司馬遼太郎)
- 夏休みは銀河！ (下) (岩本隆雄)
- 夏休みは銀河！ (上) (岩本隆雄)
- 坂の上の雲 (一) (司馬遼太郎)
- 極大射程 (下) (スティーヴン・ハンター)
- 極大射程 (上) (スティーヴン・ハンター)
- 歳月 (司馬遼太郎)
- 世に棲む日日 (四) (司馬遼太郎)
- 世に棲む日日 (三) (司馬遼太郎)
- 世に棲む日日 (二) (司馬遼太郎)
- 世に棲む日日 (一) (司馬遼太郎)
- 歴史を紀行する (司馬遼太郎)
- 十一番目の志士 (下) (司馬遼太郎)
- 十一番目の志士 (上) (司馬遼太郎)
- 不全世界の創造手 (小川一水)
- 博物戦艦アンヴェイル (小川一水)
- 真説宮本武蔵 (司馬遼太郎)
- 魔王 (伊坂 幸太郎)
- タイタンの妖女 (カート・ヴォネガット)
- 犬はどこだ (米澤穂信)
- 星を継ぐもの (ジェイムズ・P・ホーガン)
- 遠まわりする雛 (米澤穂信)
- 四畳半神話大系 (森見登美彦)
- Cop Craft 2 (賀東招二)
- Cop Craft 1 (賀東招二)
- 竜馬がゆく (八) (司馬遼太郎)
- 竜馬がゆく (七) (司馬遼太郎)
- 竜馬がゆく (六) (司馬遼太郎)
- 竜馬がゆく (五) (司馬遼太郎)
- 竜馬がゆく (四) (司馬遼太郎)
- 星虫年代記 2 (岩本隆雄)
- 竜馬がゆく (三) (司馬遼太郎)
- 星虫年代記 1 (岩本隆雄)
- 竜馬がゆく (二) (司馬遼太郎)
- ミドリノツキ (下) (岩本隆雄)
- ミドリノツキ (上) (岩本隆雄)
- 十津川警部「ダブル誘拐」 (西村京太郎)
- 御堂筋殺人事件 (内田康夫)
- 湯布院殺人事件 (内田康夫)
- アルテミスファウル 妖精の身代金 (オーエン・コルファー)
- 津軽陸中殺人ルート (西村京太郎)
- 闇の左手 (アーシュラ・K・ル＝グウィン)
(最終更新日：2021年11月09日)
メモ
